常温保存した牛乳は危険!その理由は?見極める4つのポイントを紹介!!

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牛乳は、さまざまな料理に使用するので、購入している人も多いのではないでしょうか??

シチューやグラタン、子どもが好きなホットケーキなどにも、牛乳は使用されていますね。

一般的に牛乳は、冷蔵保存するものと多くの人に認識されています。

私も牛乳を購入したら、すぐに帰宅するようにしています。

しかし、牛乳はなぜ常温保存するのは危険なのか、知っていますか??

確かに「常温保存できない」というのは知っているけど、なんで危険なのかは知らないなぁ…。

当たり前のように冷蔵庫に入れていた牛乳ですが、常温保存をした時にどのような影響を及ぼすのでしょうか??

今回は、なぜ常温保存した牛乳が危険なのかをお話ししていきます。

目次

常温保存した牛乳が危険と言われる理由は2つ!!

多くの人が『牛乳は常温保存できないもの』と認識していると思います。

なんで牛乳は常温保存することができないのかな??

牛乳を常温保存すると危険と言われる理由は、2つあります。

牛乳を常温保存すると危険な理由
  • 常温保存すると、最近が活動しやすいため
  • 牛乳に含まれる栄養分や、水分を餌にして、細菌が増殖するため

牛乳の中にも、細菌が入っているの??

細菌が入っていると聞くと、危険なんじゃないのかな…。

実は生乳には細菌が入っていますが、殺菌機で加熱してほぼ死滅させています。

ほぼ死滅ってことは、完全に菌は死滅していないの??

実は殺菌方法によって、菌は完全に死滅させることができないようです…。

そのため、牛乳を開封し、常温保存してしまった場合は、さらに牛乳を腐らせてしまう可能性があります…。

殺菌しても菌は死滅できないから、牛乳を常温保存してはいけないのですね!!

さらに牛乳を開封すると、酸化が始まるだけでなく、空気中の細菌が混入します。

このような理由から、牛乳は常温保存すると危険なのです。

そのため、牛乳は必ず冷蔵庫で保管し、早めに飲み切るようにしましょう。

牛乳の殺菌方法は3つに分類される

先ほど、牛乳は殺菌していても、菌を死滅させることはできないとお伝えしました。

牛乳って、どんな方法で殺菌されているのかな…??

牛乳の主な殺菌方法は、温度と時間によって、大きく3つに分けられます。

殺菌方法概要
低温保持殺菌(LTLT)生乳を保持式で、63〜65℃で30分間加熱殺菌させる方法
高温短時間殺菌(HTST)生乳を72℃以上で、連続的に15秒以上加熱殺菌させる方法
超高温瞬間殺菌(UHT)生乳を120〜130℃で、2〜3秒間加熱殺菌させる方法
参考文献:東毛酪農業協同組合

さまざまな殺菌方法がありますが、現在販売されている牛乳の9割が超高温瞬間殺菌(UHT)が行われています。

牛乳は、殺菌温度と殺菌時間を表示するように義務つけられています。

牛乳はカルシウムがたくさん入っているので、私たちの体に欠かせない栄養素の1つです。

しかし牛乳を常温保存してしまうと傷んでしまう危険があります…。

ですので牛乳を購入したら冷蔵保管し、早めに使い切るように心がけてくださいね。

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常温保存した牛乳を安全に飲める??飲めない??

牛乳は、『冷蔵保存するもの』として認識されていますが、すぐに冷蔵庫に入れることができない場合がありますよね…。

すぐ入れたいけど、帰るまでもう少し時間がかかってしまう…。

常温保存した牛乳は、何時間以内だったら安全に飲むことができるかな…??

このように、すぐに冷蔵庫に入れられない場合など、「悪くなってしまうのでは…。」と、心配になってしまいますよね…。

しかし牛乳メーカーによると、常温保存した場合は「安全です。」と判断できないそうです…。

なぜ牛乳を常温保存すると、牛乳メーカーの人でも『安全』と判断できないのか、調べてみました。

常温保存した牛乳は2時間程度でもメーカーでは安全と判断できない

牛乳メーカーによると、開封済みで常温保管した牛乳に対して、時間に関係なく、メーカーでは「明確に大丈夫です。」という判断はできないそうです。

メーカーでも明確に判断することができないの??

牛乳メーカーでも明確に判断することができない理由は、下記の通りです。

明確に判断することができない理由

気温や湿度、賞味期限はもちろん、開封後に空気中にある細菌が牛乳内に入ると、様々な影響を受けるため

牛乳は『冷蔵保存をし、開封したらすぐに飲む』ことが基本とされています。

そのため、メーカーとしては『冷蔵庫内で10℃以下で保存された未開封の牛乳』でない保存方法をした場合の牛乳は、「安全です。」と答えることができないそうです…。

TwitterなどのSNSで「未開封の場合は、常温で保存しても大丈夫だった。」という投稿があっても、鵜呑みにしないようにしましょう!!

ですので牛乳購入したら、早めに冷蔵庫に入れるようにしましょう!!

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常温保存した牛乳は味や見た目に変化はある??

牛乳を使用して、「うっかり冷蔵庫にしまい忘れてしまった!!」なんてことありませんか??

私も牛乳を使用した後に、そのまま少し放置してしまったことがあります…。

他にも、牛乳を購入して帰宅するつもりが、用事が出来てしまい、すぐに冷蔵庫に入れることができなかったということもありますよね。

常温保存してしまった状態だけど…

大丈夫かな…??

誤って開封後の牛乳を常温で放置してしまった時に、不安になりますよね…。

しかし牛乳は、見た目やにおい、味で傷んでいるのかを判断することができる方法があります。

見た目やにおい、味だけで傷んでいるのか、判断することができるの??

常温保存してしまった時には、下記の4つを確認してみましょう。

牛乳を常温保存した時に確認する4つのポイント
  • 見た目
  • におい
  • レンジにかける

この4つのポイントをしっかり抑えることで、常温保存してしまった牛乳は傷んでいるのか判断することができます。

牛乳が傷んでしまったか、傷んでいないのか、その見分け方を、これから詳しくお話ししていきますね。

見た目

牛乳は、通常白色をしていますよね。

しかし傷んだ牛乳は、開けた時に黄色くなります。

なんで牛乳は白いのに、黄色になるの??

牛乳が黄色くなるのは、成分が分離するためです。

牛乳が黄色になっていたり、分離している場合は、劣化し、腐敗が進んでいるため、飲まないようにしましょう。

また牛乳がドロドロしている場合も、菌が繁殖しているので、処分しましょう!!

におい

牛乳を開けた時に、いつもと違うにおいがする場合は、飲まずに処分するようにしましょう。

でもどんなにおいの場合に、傷んでいるのかな??

牛乳が傷んでいるにおいは、下記のとおりです。

傷んでしまった牛乳のにおい
  • 酸っぱいにおい
  • 苦いようなにおい

傷んでしまった牛乳は、酸っぱいにおいと苦いようなにおいがしますが、注意したいポイントがあります。

注意したいポイント

牛乳は、他の香りを吸収してしまう側面を持っている

傷んでしまっているのか、香りが移ってしまったのか、よく確認した上で、判断するようにしましょう。

傷んでいるかもしれない牛乳の味を口に含んで確認することに、抵抗がある人も多いと思います…。

傷んでいた場合、健康に悪影響がありそうだし、ちょっと味の確認をするのは怖いなぁ…。

牛乳を口に含んで味を確認する場合は、飲み込まずに判断することが大切です。

なんで牛乳を飲み込んだらいけないの??

万が一、牛乳が傷んでいた場合、飲み込んでしまうと、お腹を下してしまう可能性があるからです。

そのため、飲み込まずに判断することが大切になります。

口に牛乳を含んでみて、酸っぱいもしくは、苦味を感じた場合は、劣化している証拠です。

そのような味を感じた場合は、処分するようにしましょう。

レンジにかける

見た目・におい・味と確認してみても、判断することが難しい場合もあるかもしれませんね。

その場合は、自宅にある電子レンジを使用して判断することができます。

電子レンジでどうやって判断することができるの??

牛乳を電子レンジにかけて傷んでいないことを判断する方法は、下記の通りです。

電子レンジで確認する方法
  • 塊がある
  • 牛乳にとろみがある

傷んでいない通常の牛乳は、温めてもサラサラしています。

塊ができたり、とろみがあったりする場合は、傷んでいる証拠です!!

塊ができていた、とろみがあるという場合は、飲まずに処分しましょう。

また鍋やレンジで牛乳を温めると、表面に膜が張りますが、これは通常の現象です。

幕が張ってしまった場合は、膜と取り除いてから、液体をよく確認するようにしましょうね。

牛乳を常温保存してしまった場合、「悪くなっていないかな…。」と不安な気持ちになりますよね…。

しかし、見た目・におい・味・レンジを使用することで判断することが可能です。

誤って傷んでいる牛乳を飲んでしまうと、お腹を下してしまうため、しっかり確認することが大切です。

自分の健康を守るためにも、しっかり確認してから飲んでくださいね。

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常温保存ができるロングライフ牛乳は賞味期限は3ヶ月

『牛乳は冷蔵保存するもの』ということは、みなさん認識されていることだと思います。

しかし最近は、『常温保存ができる牛乳』があることをご存じですか??

えっ?!そんな牛乳があるの??

おそらく多くの人が、このように感じると思います。

常温保存できる牛乳は『ロングライフ牛乳』と呼ばれ、賞味期限はなんと3ヶ月程度です。

普通の牛乳は冷蔵保存が基本で、賞味期限は1〜2週間だよね…??

なんで常温保存ができて、そんなに賞味期限が長いの??

ロングライフ牛乳が常温保存できる理由は、3つあります。

ロングライフ牛乳が常温保存できる3つの理由
  1. 生乳を滅菌している
  2. 紙容器にアルミ箔を貼り合わせた容器に包装されている
  3. 無菌状態を保てる方法で製造している

この3つの理由から、ロングライフ牛乳は常温保存することができ、未開封の場合は、賞味期限も3ヶ月と長いです。

ロングライフ牛乳も開封したら、10℃以下の冷蔵庫で保管し、早めに飲んでくださいね。

ではここから、このロングライフ牛乳が常温保存できる3つの理由について、詳しくお話ししていきたいと思います。

生乳を減菌している

私たちが普段スーパーなどで購入する牛乳のほとんどは、『超高温瞬間殺菌(UHT)』と言って、120〜130℃の温度で1〜3秒で殺菌されています。

しかしロングライフ牛乳は、それより高い温度の130〜150℃で1〜3秒で減菌されたものです。

生乳を殺菌するだけでなく、滅菌しているんですね!!

紙容器にアルミ箔を貼り合わせた容器に包装されている

通常の牛乳パックは、紙が使用されています。

しかしロングライフ牛乳では、『アセプティック容器』が使用されています。

アセプティックって何…??

アセプティック容器は、紙容器にアルミ箔を貼り合わせることで、光と空気を遮断し、構造は、次の通りです。

アセプティック容器の構造とは
  1. ポリエチレンコート
  2. アルミ箔
  3. ポリエリレンコート
  4. ポリエチレンコート

このようにポリエチレンコートとアルミ箔、紙を使用し、光と空気を遮断できるように工夫されています。

無菌状態を保てる方法で製造している

牛乳はお伝えした通り、殺菌機で加熱してほぼ死滅させてさせていますが、完全に死滅することができません…。

ところが、ライフロング牛乳は、洗浄エアーを送り込んだ無菌環境下で、滅菌した容器に加熱減菌した牛乳を無菌状態で充鎮することができます。

ライフロング牛乳は『無菌環境』と『滅菌した容器』と『牛乳』の3つの条件が必要なんですね。

この他にも、『乳および乳製品の成分の規格等に関する省令』によって、基準が定められているそうです。

乳および乳製品の成分の規格等に関する省令
  • 生乳の細菌数
  • アルコール試験
  • 容器の破裂強度 など

安全に飲むことができるように、様々な規定があることがわかりますね。

ロングライフ牛乳は、未開封の場合のみ、常温で3ヶ月程度の間、保存することができます。

そのほかにも災害時のために購入しておくのもいいかもしれませんね。

また常温保存ができるので、冷蔵庫を使用することができないキャンプや、バーベキューなどのアウトドアにも活躍してくれる便利な牛乳です。

キャンプやバーベキューの際に、牛乳を使用した料理をする方は、ぜひロングライフ牛乳を選ぶと良いと思います。

しかし開封後は、10℃以下で早めに飲むことを忘れないようにしてください。

そうすることで、安全に美味しく飲むことができますよ。

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まとめ

  • 牛乳が常温保存すると危険と言われる理由は、細菌が活動しやすい温度になり、増殖するため
  • 冷蔵牛乳は、殺菌をしても菌は死滅しないため
  • 殺菌方法は3つのやり方があって、9割は超高温瞬間殺菌が行われている
  • 牛乳メーカーでは、2時間でも6時間でも常温保存した場合、「安全」と判断するのは難しい
  • 常温保存した牛乳を飲むことができるのか判断する方法は、4つある
  • 牛乳を常温保存したい場合は、ロングライフ牛乳を選ぶのがおすすめ!!

牛乳は、冷蔵保管することが基本とされていますが、帰るのに時間がかかってしまう時などあると、「悪くなってしまいそう…。」と不安になりますよね。

私も夏場などは特に、「早く帰らなくちゃ!!」と焦ってしまうことがあります…。

冷蔵牛乳は殺菌されていても菌は死滅していないため、常温保存することは出来ません…。

そのため、牛乳を購入したら早めに帰宅し冷蔵庫に入れるか、保冷剤を用意するようにしましょう。

万が一、常温保存した牛乳を飲んでしまうと、お腹を壊してしまう危険があります…。

常温保存してしまった場合は、においや味、見た目をしっかり確認するようにしましょう。

そうすることで、お腹を壊す危険を回避することができると思いますよ。

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